食べられる雑草図鑑no.001
イラストデザインワークス スズメノタヨリのコニシサキです。
今日は私の作品の「エディブルガーデン」シリーズのモチーフに選んだ草花について紹介したいと思います。
なお、図鑑と銘打っていますが、なんちゃってな部分のありますので、興味を持たれた方はぜひ真偽をお調べ下さいね。
エディブルガーデンシリーズ
日本に自生する草花の中で、食べられる草花、人に有益な植物のイラストを描き作品に仕上げたシリーズ。
ポストカード、レターセットなどの文具をはじめ、ジュエリーにも展開中。
(シリーズ名は昨日思いつきました。)
図案のご紹介
秋の新作として制作した図案です。
緑の葉に丸く赤い実が印象的な植物で、蔓独特のシルエットが気に入っています。
実はドライにすることで長く楽しめ、クリスマスリースに使われることもあるそうです。
秋用にと考案しましたが、密かにクリスマスカラーなので案外長いこと楽しめるかもしれませんね。
イバラと名の付く通り、茎にはとげがありますが、あまり目立たないため図案では省略しています。
(なんちゃって)図鑑no.001 サルトリイバラ
分布 北海道-九州、沖縄の山野、中国、インドシナ
とげやマキヒゲを使って他の植物に寄りかかるようにして生育します。
蔓性多年草で冬は地上部の葉は落ちますが、晩秋でも実の部分だけは山を彩っているようです。
枯れたように見える冬の地上部も、芽鱗という樹に咲く花がつきます。
別名 山帰来(サンキライ)
一説には山で遭難した人がこの植物を口にしたことで生き永らえ、山から帰ったという逸話を元に命名されたとかなんとか。
その逸話が真実かはわかりませんが、逸話が生まれる程には薬効があるようです。
根茎にサポニン、タンニンを含み、古くは中国では解毒、利尿、むくみ、ニキビ、腫物の治療や、胃がん、食道がん、直腸がん、乳腺がん、子宮がん、鼻咽がんなどの様々ながん治療に使われたこともあるそうです。
葉、実、根茎が食用にでき、柔らかい若葉はテンプラや柏餅の柏葉の代わりに使用する地域もあるのだとか。
赤い実を見る限り、おいしそうな気がしないなーと思っていましたが、やはり味は無いそうです。
かつてナンテンの実を食べたときの、あのもさもさした食感が脳裏をよぎります。
実の利用はホワイトリカーなどに漬け込み薬用酒にするそうです。
赤い実を漬け込むと美しい色が出そうですね。
出典(http://www.e-yakusou.com/yakusou/154.htm)
根茎もまた、薄くスライスして乾燥し、生薬などに用いられたそうです。
現代の医学でも使用されているかは不明です。
ドライにもできるということで、花材としての流通もあるそうです。
花材としてはサルトリイバラよりサンキライの名で通っているので注意してください。
花言葉は不屈の精神
試練を待ち受ける人、応援したい人への贈り物に、または立ち向かう自分へのお守りにふさわしい意味を持つ植物です。
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